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人事評価システム比較
こちらの記事では、従業員の人事評価を行えるシステムについて紹介しています。5製品をピックアップし、それぞれの特徴や機能などを比較していますので、導入を検討されている場合にはぜひ参考にしてみてください。
人事評価システムの違いとその影響
簡単に言うと、人事評価業務を効率化するためのシステムを「人事評価システム」と呼びます。従業員の業績や組織に対する貢献度など、人事評価に関わってくる内容をデータベースの形での管理が可能。現在、人事評価を行えるシステムはさまざまなものがありますが、システムによって機能が異なります。
例えば人事評価機能の他にも、タレントマネジメントや人材管理、人事情報管理など、人事評価システムは多機能化が進んでいることから、自社ではどのような機能が必要なのかを整理してからどのシステムを導入するかを検討すると良いでしょう。
これまでと評価制度と同じ方法で運用可能かチェックを
システムの導入を検討する上で注意したいのが、これまでと同じ評価制度で運用ができるかどうかという点。システムの導入に合わせて評価制度を大きく変更することにより、社内になかなか浸透せずにシステムを導入するメリットが失われてしまう、というケースは避けたいものです。
また、新しくシステムを導入する際には、運用開始までスムーズに進められるようにする点も大切なポイントです。そのためにも、現在使用しているシステムとの連携が可能かどうかといった点も確認しておきましょう。
人事評価システムを詳しくチェック
HRBrain
引用元:HRBrain
(https://www.hrbrain.jp)
人事のさまざまな問題をシンプルに解決するHRBrain。社員の評価シートの作成はもちろん、シート未提出の従業員への催促や集計まで膨大で手間がかかっていた業務をクラウドにより効率化可能。社員全員の工数を削減することができるシステムです。
システムのポイント
- 人事担当者はもちろん、従業員の工数も大幅に削減できる
- 評価基準や評価のプロセスを見える化し、評価納得度を向上
- 人材データの活用・分析も可能。タレントマネジメントまで実現
どういった企業に向いているのか
OKRやMBO、1on1など豊富なテンプレートの用意やダッシュボード、甘辛調整など、幅広い機能を用意し人事業務の効率化を目指せるHRBrain。蓄積した人材データの活用によって、離職防止、活躍が見込める人材発掘なども行える機能を備えています。人事評価はもちろん、タレントマネジメントまでカバーできます。
さらにこちらのシステムでは、ブラックボックス化しがちな評価基準やプロセスの見える化が可能、という特徴があることから、人事評価における従業員の納得度が低い場合にも活用できるでしょう。また、評価者ごとに基準にばらつきがあることで、社員の人事評価が公平に行えているかどうかわからない、というケースについて活用できると考えられます。
カオナビ
引用元:カオナビ公式HP
(https://www.kaonavi.jp/)
株式会社カオナビにより提供されているシステム。社員の多様なデータを集約できる人材データベースや、社員情報をすぐに見つけられる社員情報ソート、柔軟性のある評価フォームを用いてオリジナルな評価制度を実現できる評価ワークフローなど、人事評価に役立つさまざまな機能を搭載しています。
システムのポイント
- 会社規模や解決したい課題によって選べる3種類のプランを用意
- 活用フェーズや課題などに合わせた、充実のサポート体制
- 業界ごとに用意された人材管理テンプレートを活用できる
どういった企業に向いているのか
カオナビの特徴として、それぞれの機能のニーズや課題に応じて3つのプランから選択できる、という点が挙げられます。プランにより利用可能な機能が異なるため、人材情報の一元管理をしたい場合には「データベースプラン」、評価運用を効率化したい場合には「パフォーマンスプラン」、戦略的な人材マネジメントを行いたい場合には「ストラテジープラン」といったように、必要な機能が利用できるプランを選べるため、人材の管理に対して課題を抱えているさまざまな企業で利用できるでしょう。
HRMOSタレントマネジメント
引用元:HRMOSタレントマネジメント
(https://hrmos.co/hr/)
株式会社ビズリーチが提供する、HRMOSタレントマネジメントは、人材評価業務でミスを生じさせないよう効率化するとともに、タレントマネジメントの実現をサポート。導入により人材データの管理・活用に繋げられるシステムです。
システムのポイント
- クラウドを活用することにより、神やExcelの運用から脱却・効率できる
- これまで点在していた従業員の情報を一元管理
- 組織・従業員のコンディションを可視化。人材施策に活用可能
どういった企業に向いているのか
これまで紙やExcelで管理してきた従業員の情報を1カ所に集約できるHRMOSタレントマネジメント。組織の改編や人事異動が発生した際にも、1カ所更新するだけで関連する部分を自動で更新するため、転記作業が不要。これまで複数のツールに点在していた人事情報の集約を行うことにより、これまで人事担当者にかかっていた作業負担を軽減できます。
また、HRMOSタレントマネジメントは評価と1on1を連動させて評価の透明性を高め、評価に対する納得感を向上させられます。さらに、オプションの機能として個人コンディションをリアルタイムで把握できる機能も搭載。この機能により、個々の従業員に寄り添ったフォローの実施が可能に。従業員がより活躍することができる環境づくりにつなげられるでしょう。
タレントパレット
引用元:タレントパレット
(https://www.talent-palette.com)
人事情報やスキル、キャリア、人事評価、従業員アンケートなどさまざまな人材データの一元化・分析を行い、そのデータを活用することによって科学的人事戦略の実現につなげるタレントパレット。人事業務の効率化はもちろん、人材の育成や配置、離職防止、採用強化など多彩な場面に活かせます。
システムのポイント
- 人材データの分析・活用により科学的な人事戦略を実現
- 目的・スタイルに合わせて提供される多彩なサポート
- 必要な時に使用できる多彩な機能を用意
どういった企業に向いているのか
システムの導入により、人事評価はもちろんさまざまな人事戦略に活用したいと考えている企業に向いているといえます。例えば数千人の社員の配置に対して戦略的に人材データを活用したり、スキルを見える化することによって人材育成に活かす、社内から優秀な人材を発掘するといったことも可能になります。
また、タレントパレットではお客さまごとに専任の担当者がついてサポートを行います。このことから、活用に向けた支援や困りごとの相談など、それぞれの企業の目的やスタイルに合わせたサポートを提供。きめ細かいサポートを受けたいと考えている場合にもおすすめといえるのではないでしょうか。
スマカン
引用元:スマカン
(https://smartcompany.jp/)
社内の人材情報を見える化し、人材の配置や従業員のスキルに合わせた育成、人事評価などに活用できるスマカン。さまざまな機能が用意されている中から、目的や課題に合わせた選択が可能です。
システムのポイント
- 使いやすいインターフェースと高いセキュリティの元で運用可能
- 充実なアンケート機能を備え、社員の今を知ることができる
- 自由に設計できる評価シートを人材活用に利用できる
どういった企業に向いているのか
人材に関するさまざまな情報を蓄積する、オリジナルのデータベースを構築可能。従業員のプロフィールや入社・採用情報、スキルなど、オリジナルの項目を設計できます。CSVファイルにより情報のインポートもできるため、人事情報を独自の形で保存し、活用したいと考えている企業に向いているシステムといえるのではないでしょうか。
また、異動シミュレーション機能を備えている点も特徴。組織全体の可視化ができ、さらにドラッグ&ドロップで簡単に編集できるため、異動後の構成を具体的にイメージできる点もポイントとなっています。これらの人材情報については、目的に応じて閲覧制限を設定できます。データ項目単位での柔軟な閲覧設定・アクセス制御などの権限設定機能を持つ点もスマカンの特徴といえるでしょう。
※電話窓口ナシ。公式HPの問合せフォームのみの受付けです。