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e-Gov(イーガブ)の準備と利用の流れ
e-Govの準備、利用に不可欠なのは電子証明書
ここでは、e-Gov 電子申請を活用するために必要な準備、とりわけ必要不可欠となる電子証明書について解説します。
「メリット・デメリット」のページでも触れました通り、e-Gov電子申請システムを利用することで、各府省が所管する様々な行政手続をオンラインで365日24時間行うことができるようになります。
ただし、そのためには、事前にいくつかの準備が必要になります。順を追って説明していきましょう。
Step1・利用環境の確認・準備
e-Gov電子申請システムは、Windows 7、Windows 8.1、Windows 10のいずれかの日本語OS、1GHz以上のCPU、2GB以上のメモリ、InternetExplorer11.0のブラウザという条件を満たしたパソコンが必要になります。
またポップアップブロックの解除、信頼済みサイトへの登録なども必要になります。
Step2・Javaの準備
e-Govの電子申請システムを利用するには、ブラウザでJavaプログラムが動くように設定しておくことが必要です。「Java最新版ダウンロード」で検索し、配布ページよりダウンロードを行い、所定のパソコンにインストールしてください。
Step3・電子証明書の取得
電子証明書とは紙の書類で言うところの実印に相当するものです。例えば話題のマイナンバーカードも、電子証明書として利用できます。また、企業向けに電子証明書を発行する認証局などを利用することもできます。
多くの場合、電子証明書はICカードで交付されます。e-Govの利用にあたっては、ドライバソフトウェア(リーダライタなど)が必要になります。e-Govの対応状況に合致しているものを選ぶ必要がありますので、購入の際は要チェックです。
Step4・プログラムのインストール
最後に、e-Gov電子申請用プログラムをお使いのパソコンにインストールします。
e-Govの所定ページにアクセスし、利用規約を確認のうえ、[同意する]ボタンをクリック。メールアドレスの登録は任意ですが、情報セキュリティ上のニュースなどを受け取ることができます。その上で、プログラムをダウンロード、インストールを行います。
なお、インストールするには、管理者権限が必要となります。
時代は「APIを利用した申請」へ
APIとはApplication Programming Interfaceの略で、簡単に言えば別々のソフトウェアに収納されている膨大なデータを簡単に利用できるシステムのことです。
例えば社員名簿や勤怠データなどを利用して、厚生年金の申請を行うといったことが、俄然効率的に行えるようになります。加えて、web上での操作も不要になり、システムによってそのまま申請も行えるという優れもの。利便性においても操作性においても、格段に改善が望めます。
せっかくe-Govを利用するのですから、より効率的な処理が行える「APIを利用した申請」も併せて利用するのがよいでしょう。その際は自社に最適なシステムはどれかということも念頭に置いてください。
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システム名 | e-Gov対応 | データの 自動入力 |
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