HOME社会保険・労働保険手続きシステム比較5選

社会保険・労働保険手続きシステム比較5選

本カテゴリーでは、社会保険・労働保険の帳票作成や申請などを行えるシステム5製品について、それぞれの機能・特徴や使いやすさ、費用などで比較検証していきたいと思います。

社会保険・労働保険のシステム5製品を、一覧比較

便利なメンテナンスフリーのクラウド型社労保険手続きシステムをピックアップしました。比較したのは「電子申請に対応しているか」「データの自動機能があるか」「対応している帳票種類」と「月額費用」です。

選ぶならば、電子申請対応していることが大きなポイント。さらに適正コストで、自動入力機能があるなど、使い勝手のよいものを選びましょう。

システム名 e-Gov対応 データの
自動入力
帳票種類 利用月額
(50人相当)
労務ステーション
公式サイトを見る
マルのアイコン マルのアイコン 90種類以上 5,000円
SmartHR
公式サイトを見る
マルのアイコン バツのアイコン 約10種類 19,800円
社労夢 Company Edition Lite
公式サイトを見る
マルのアイコン マルのアイコン 約70種類 要問合せ
jinjer労務
公式サイトを見る
マルのアイコン マルのアイコン 不明 10,000円
ワーククラウド
公式サイトを見る
バツのアイコン マルのアイコン 不明 50,000円

ひと口に社労保険手続きシステムといっても、機能やコストに大きな違いがあることが分かります。コストパフォーマンスで群を抜いているのは「労務ステーション」。長年にわたり、バックオフィス向けのバックアップサービスを提供してきた会社が手掛けたシステムだけあって、使い勝手のよい機能を低コストで備えています。

その他、コスト面では「jinjer労務」「SmartHR」と続きます。一方、月額50,000円の「ワーククラウド」は、勤怠管理、給与計算といった機能も実装されたシステムとなっています。それぞれ、詳しい機能特徴をチェックしてみましょう。

社労保険手続きシステムを詳しくチェック

労務ステーション

労務ステーションHP画像
引用元:労務ステーション
(https://www.officestation.jp/roumu-company/)

業務に慣れていない担当者でも、直感的に操作できる設計・デザインを実装。手続きに必要なデータを自動入力&更新できるほか、スマホに対応しており、必要な確認書類は従業員がカメラで撮影して送ることができるなど、利便性を高める機能も充実しています。

システムのポイント

  • 業界最安水準のコストで業務効率化を追求
  • 業務の知識経験がなくても簡単・便利に使える設計
  • マイナンバー管理システムにも完全対応

公式サイトを見る

SmartHR

SmartHRHP画像
引用元:SmartHR
(https://smarthr.jp/)

入退社をはじめ、年末調整などの手続きも自動化できる機能を搭載。手続きの流れが一目でわかるToDoがある点も特徴的。従業員の情報は、従業員自ら、マイページに情報を登録することができるので便利。

システムのポイント

  • 手続きの流れが一目でわかるToDoリストを搭載
  • 従業員自ら住所変更や不要追加申請ができる
  • CSVを取り込むだけで給与明細を配布可能

公式サイトを見る

社労夢 Company Edition Lite

社労務HP画像
引用元:社労夢 Company Edition Lite
(http://www.mks.jp/sce/lite/)

社労士事務所向けシステムとして進化・発展させてきたものを、企業向けにカスタマイズしたシステム。Excelの取り扱い程度のパソコンスキルは必要になっています。電子申請に特化した機能を搭載しており、社会保険、労働保険、雇用保険、労災給付それぞれに対応。

システムのポイント

  • 社労士向けのシステムを、一般企業向けにカスタマイズ
  • 電子申請に特化した機能を完備

公式サイトを見る

jinjer労務

jinjer労務HP画像
引用元:jinjer労務
(https://hcm-jinjer.com/service/roumu/)

採用支援や人材紹介、人材派遣などを手掛ける株式会社ネオキャリアの製品。「人事領域のデータを横断的にマネジメントできるプラットフォーム」として開発され、社労手続きを自動化する「労務管理システム」ほか、勤怠管理、採用管理システムなどを提供しています。

システムのポイント

  • TpDoリストで手続きにおける進捗業務を可視化
  • 従業員がマイページからデータ入力可能

公式サイトを見る

ワーククラウド

ワーククラウドHP画像
引用元:ワーククラウド
(https://workcloud.jp/)

「人事業務の効率化」をコンセプトに、社会・労働保険手続きを含めた業務をシームレスに一本化するシステムで、勤怠管理、就業管理、経費管理、給与計算、人事管理といった機能も実装。社労手続きに関しては、算定基礎届の作成や、入社・退職手続きの各種様式作成に対応。

システムのポイント

  • 社労手続きを含め人事管理や給与計算機能も実装
  • 社労手続きや算定基礎届の作成を自動化(e-Gov非対応)

公式サイトを見る

労務管理システムで効率化!労務担当者の業務内容と1年間の流れ

労務管理を行う目的は、企業の利益の向上や生産性の向上を図るためです。 そんな労務管理は、システムを用いることで効率化が可能になるのです。ここでは、社会保険・労働保険業務の1年間の流れと作業内容をご説明していきます。

労務管理システムでどれくらい業務が効率化できる?

では、実際に労務管理システムを導入した場合、未導入の場合と比べどのくらい業務が効率化されるのでしょうか? 1年間の作業スケジュールの一部を追っていきながら比較していきましょう。

4月 新入社員の社会保険、労働保険(労災保険、雇用保険等)の資格取得手続き
システム未導入 保険の種類により、新入社員の入社5日~翌月10日までに手続きを行う必要があり、必要書類を健康保険組合・厚生年金基金、年金事務所に提出する。各役所まで用紙を取りに行く必要がある。
システム導入後 クラウド上で社会保険及び労働保険の資格取得手続きに必要な用紙がダウンロードできる他、パソコンで簡単・キレイに作成できる。電子申請に対応している書類もあるため、役所に出向く手間が省ける。
6月 労働保険の年度更新手続き
システム未導入 全ての従業員の前年度の資金台帳を用意し、労災保険と雇用保険の対象になる従業員数と賃金の総額を割出、確定保険料算定基礎賃金集計表を提出、保険料の納付を労働局または労働基準監督署で行う。
システム導入後 労働保険の年度更新で必要な保険料の計算、申告書の作成が自動で行える。電子申請、納付もオンライン上で可能なため、労働局などに出向く必要もない。
12月 賞与支払い、健康保険・厚生年金保険被保険者賞与支払届の提出
システム未導入 賞与支給後5日以内に被保険者賞与支払届により支給額を年金事務所に届け出る必要がある。郵送や窓口などでの申請には時間も手間もかかる。
システム導入後 被保険者賞与支払届の帳票をPDFで作成できる上、そのまま電子申請を行うことができる。
  年末調整業務
システム未導入 従業員に給与所得者の扶養控除等(異動)申告書などの書類を提出してもらう必要がある。それを元に所得控除や税額控除を算出し、年調年税額及び過不足額を計算、年内最後の給与明細とともに源泉徴収票の作成を行う。
システム導入後 従業員は画面上の情報を確認し、質問に回答するだけで必要事項が埋まり、申告データの作成が行える。計算が必要な箇所はすべて自動計算される。また、企業側は毎月の給与システムと連動させれば、手入力する必要がない。源泉徴収票も自動で作成できる。
1月 給与支払報告書の作成、提出
システム未導入 年末調整の後、従業員すべての個人別明細書及び給与支払報告書の作成を行い、従業員が住民登録している市区町村に提出を行わなければならない。書類作成には給与・賞与の支払金額や源泉徴収税額、各種控除の計算が必要。
システム導入後 専用用紙を用意する必要もなく、パソコンで書類の作成が簡単に行える。また、税率や保険料率は常に最新の状態になっているため、システム上で管理を行えば、自動で再計算される。

労務管理システムなら、毎月の業務も効率化される

労務管理システムを導入すれば、年に一度必要な書類の作成や提出の業務が効率化されるだけでなく、毎月の業務も効率化されます。

毎月労務担当者が行っている業務というのは、季節ごとの社会保険・労働保険業務に大きく関わってくるといえます。

例えば、このような内容です。

  • 給与支払日前:給与計算、給与明細作成
  • 毎月10日:源泉所得税、住民税の納付
  • 月末:社会保険料の納付
  • 不定期:入社・退職者の管理、残業時間・有給休暇の管理など

社会保険・労働保険業務に関わる一連の計算をすべてクラウド上で入力、管理しておけば、季節ごとの業務がさらに効率化できます。